フランス旅 10日目

by takayo on 10/12/2012

1時に目覚ましかけて、工房に行ってみました。
生地を分割、成型している最中で、静かに、ただ黙々と。
生地の量から察するに、多分、普通なら何人もでする作業なんだろうと思うのだれど、主であるセルジュさんとほかにはお手伝いがひとりだけ。
生地は2種類、白っぽいのと茶色いの。 型に入れたのとそうでないの。
いたってシンプル。

 
一旦、引き上げ、5時過ぎに再び行ってみると、ちょうど窯から出しているところでした。
寒い朝でしたが、釜のある場所はあったかくて、こうばしいかおりに包まれていました。
 フランスで一番大きな窯って言ってたけれど、ほんと、窯の中に住めそう、笑 焼きたてを2つ。
袋に入れてくれました。
 きゃあとか、わぁとか、大きな声で喜びを表現しそうになったけれど、厳かな雰囲気を壊さぬように、でも気持ちだけは伝わるように、静かに受け取りました。

再び布団にもぐりこんで、まだあったかいパンを少しだけ食べました。
今日もいい日だなぁと思いながら、もう一度寝ました。
さてさて、朝市です。
ノルマンディはお魚が豊富。
この並べ方って、フランス的! うまく説明できないけれど、なにかが違うんです。

牡蠣や海老ももおいしそう。残念、次回に。

プディングみたいなの。
名物らしい。
次回ぜひ。

ノルマンディのチーズはすばらしくおいしいです。

果物もたくさん。
ボルドーではもいで食べたっけ。

おばあちゃんが朝ごはんを用意してくれています。
セルジュさんのパン
自家製コンフィチュール
ノルマンディーのバター
自家製りんごジュース
コーヒー

バターはワイルドな味。
チーズや生クリームになると野性味はぐっと薄れます。 コクはあるけれど、どんどん食べられちゃう感じ。
どうしてだろ。

若者は作業中。

わたしがお昼ごはん、担当します。
ノルマンディのおばあちゃんのガレットを教わります。
まずは野菜を採りに行きます。

こんなにガレット焼きましたー
ひたすら、もくもくと、何枚(いや、何十枚)。
こういう作業は実に好き。

ガレットの具の準備。

もちろん自家製のシードルも。
外のテーブルで。
みんな、外で食べるごはんが好き。
そして、みんなよく食べ、やっぱりよくしゃべります。

みんなにさよならして、夕方の電車でパリに戻りました。
夜ごはん。
名残惜しく、セルジュさんのパン
なすと松の実のオリーブオイルソテーとほうれん草のサラダ
ビール